久山館の本館正面には、神殿があります。御神殿には、本地仏である八臂九頭龍弁財天様をお祀りし、また命の根源である水と食物の神々をお祀りしております。もとより修験者の宿泊場所として始まった宿坊は、今もその歴史を受け継ぎ、戸隠神社の神官を務める主人が毎朝神殿にて朝の御祈祷(神事)を執り行っています。ご希望があれば、お客様にも一緒に宿坊体験として御祈祷にご参加頂けますので、気軽にお問い合わせください。
また、当館では宿坊ならではの筆写を体験して頂くことが出来ます。筆写という形で神様にご自身のお願いをする祝詞(のりと)を写して頂きます。心静かに筆を執り、神々様の御心に近づく貴重な時間をお過ごし頂けます。
館内には男女各一つずつの浴室があります。
四季折々のお庭を眺めながら、一日のお疲れを癒して下さい。
皆さまをお迎えする玄関ロビー。笑顔でお客様をお迎えし、楽しい旅のお手伝いをさせて頂きます。ご到着のお客様に一息ついて頂けるよう、お部屋で美味しいお茶を出しております。
戸隠は、平安時代には都に名を知られた全国屈指の修験道場でした。
神仏習合された時代、現戸隠神社は比叡山延暦寺末寺ともなり、信濃天台派の中心をなし、江戸時代には、徳川家康公に手厚く保護され、当館は、「戸隠山顕光寺本坊勧修院(かんじゅいん)」として一山を統括する別当職にありました。また、当館入口に建つ「守護不入の碑」があり、これは、その時代の守護・地頭(現在の警察官や役人)であっても、ここの地には入ることが許されない、という証で、大変に権威のあるものでした。罪を犯したものでも、ここへ来れば、戸隠の清浄な空気と宗教の力により、心が浄化されるとされていたためで、別当職の絶対的な権力の表れでした。
その後明治維新により神仏を分離して顕光寺も「戸隠神社」となり、衆僧は神官となりました。
現在当館は、御神殿を構え、当主は神殿を受け継いでおり、宿坊の形態を残しています。御神殿には、八臂九頭龍弁財天様をお祀りしております。
戸隠神社中社の前に、鳥居を中心として大きな杉の木が三本、正三角形上に並んで立っています。この伝説にまつわる三本杉のうちの一本がここ久山館入口にございます。
久山館の石垣は歴史的風致形成建造物として長野市より第6号認定を受けました。
基本情報 | 妙高戸隠連山国立公園 戸隠神社旧本坊勧修院 久山館 〒381-4101 長野県長野市戸隠3515-1 [電話] 026-254-2311 [FAX]026-254-2312 |
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客室 | 全7室(本館和室3室・新館和室4室) |
館内設備 | 食事処、大広間、神殿、浴室(男女各1)、図書室、乾燥室 |
お風呂のご利用 | 内湯男女各1(沸かし湯) 16:00~21:00 |
お食事 | ご夕食、ご朝食ともに食事処にてご用意しております。 ※お食事のみのご利用・・・ そば処 ひさやま(営業11時~) 季節の蕎麦御膳1,800円(税込)、信州牛堪能ランチ3,780円(税込) |
駐車場 | 20台完備 ※厳冬期には常備対応出来ない場合があります。 ※冬季12月に入りましたらスタッドレスやチェーンなどの雪対策をしてお越し下さい。 |
ペットの受け入れ | 不可 |
その他 | ・周辺にはコンビニエンスストアがございません。 一番近いコンビニエンスストアでも車で30分ほどの場所になります。 必要なものがありましたら予めご用意のうえお越し下さい。 ・当館は戸隠山の豊かな自然に囲まれており、季節の変わり目には虫などが多く発生します。 当館では無益な殺生は致しておりません。お客様にはご迷惑をお掛けすることもあるかとは思いますが、 何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。 ・お車で5分、徒歩で15分程の場所に戸隠神告げ温泉がございます。 |